月刊福祉(2025年2月号)
超少子高齢社会は、地域における福祉活動の担い手問題、社会福祉施設における職員不足はもちろん、利用者の減少など、大きな課題をもたらしている。「地域共生社会」をめざすなかでも、福祉に関わる人材づくりは重要である。そこで、次世代の人が地域に関わる機会を確保することや、福祉をはじめとした地域課題に興味・関心を寄せる人を広げていくために、社会福祉法人ができること、NPOや企業等の多様な組織と関わることで生まれる可能性を考える。
地域をともに担い、ともに創る
―社会福祉法人に求められること
社会福祉法人ゆうゆう 理事長 大原 裕介
社会福祉法人那須塩原市社会福祉協議会 相談支援包括化推進員 柴田 直也
社会福祉法人天竜厚生会 前理事長、本誌編集委員 山本 たつ子
同志社大学 名誉教授、日本医療大学 教授〔進行兼〕 上野谷 加代子
▼レポートⅠ
学生が地域の課題に向き合い、地域の担い手に
大谷大学 地域連携室(コミュ・ラボ)
▼レポートⅡ
「音楽」を通じて、地域の担い手を増やす活動
―「Biz.Coop.はまだ」の取り組み
一般社団法人石見音楽文化振興会 会長 須山 隆
▼レポートⅢ
災害支援でできた多様な資源とのつながりを地域づくりに
長野県社協まちづくりボランティアセンター 主査 山﨑 博
▼論文
主体的な地域への参加と社会福祉法人の役割
武庫川女子大学心理・社会福祉学部 教授 松端 克文
【グラフ21】
子どもと高齢者が交わり合い、支え合う
愛知県/社会福祉法人愛生館 複合施設CORRIN
【ウオッチング2025】
わからないことをわかったつもりにならない。落語で想像力を広げる
噺家 古今亭 菊千代さん
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【注目の連載】
▼FUKUSHIを創る
ニーズや社会・地域課題を前にし、それに対応するため、新たな発想や視点をもとにこれまでにない実践に取り組んだ中心人物に焦点を当てるコーナーです。
▼ありのままの自分を―当事者の思い さまざまな当事者の想いや日々の暮らしの状況について、本人や寄り添う身近な人の視点から語り、当事者への理解を深めます。
▼知っておきたい福祉の基礎知識
福祉の主要な制度や仕組み、支援技術や対象、機関等に関するテーマを、毎号ひとつ取り上げます。新任者にとっては学びの入口となり、経験者にとっては忘れてはいけない基本事項を改めて確認できるコーナーです。
≪このような方におすすめします≫
●今、知っておきたいテーマを第一線の学識者や実践者の解説から学びたい方
●今の福祉を多角的な視点から押さえて経営・運営に活かしたい社会福祉法人・福祉施設の経営管理者の方、この先の組織の中核を担っていく方
●社会福祉を研究する方、社会福祉を学ぶ学生の方、福祉の最前線で活躍する法人・施設職員の方
…毎日を有意義に過ごすためのヒントが『月刊福祉』には詰まっています。
特集一覧
- 2024年1月号 特集 地域共生社会とこれからの社会福祉
- 2024年12月号 特集 更生保護と地域福祉をつなぐ
- 2024年11月号 特集 居住支援を広げるために
- 2024年10月号特集 合理的配慮でまちを豊かに ―ユニバーサルツーリズムが拓く地域の未来
- 2024年9月号特集 災害時支援の今とこれから―能登半島地震での対応から見えたもの
- 2024年8月号特集 施設の整備・再生産を考える
- 2024年7月号特集 認知症とともに
- 2024年6月号特集 身寄りのない人を地域で支える
- 2024年5月号特集 真に子どもの声を聴く、その先にある社会
- 2024年4月号特集 報酬改定から見通すこれからの社会保障
- 2024年3月号特集 「共に生きる力」を育む
- 2024年2月号特集 第三者の視点を入れる、利用者の声を聞く
ご注文
1,170円(税込)