月刊福祉(2024年11月号)
これからますます居住(住まい)のみならず「居住支援」が必要な人が増えてくることが見込まれます。関係法の改正や居住支援に関する仕組みが今後拡充されますが、こうした制度・施策を地域の人や物、財源等とつなげ、居住支援を必要とする人にどう展開するのかが課題です。そこで、関係者の幅の広い居住支援の取り組みを紹介し、今後さらに全国に広がるよう提起します。
地域とともに居住支援に取り組むために
日本社会事業大学専門職大学院 教授 井上 由起子
▼レポートⅠ
地域福祉の推進における居住支援―分野を超えた連携のひとつのかたち
社会福祉法人菊川市社会福祉協議会 事務局次長 堀川 直樹
▼レポートⅡ
養護老人ホームの住まい・生活支援から居住支援協議会の事務局を担う法人へ
社会福祉法人偕生会 総合福祉センター常楽荘 総合施設長 浅倉 旬子
▼レポートⅢ
地域との連携・協働ですすめる社会福祉法人の居住支援
―サブリース方式の住まい提供を中心に
社会福祉法人悠々会 理事長 陶山 慎治
社会福祉法人悠々会 共生社会推進室 室長 鯨井 孝行
▼レポートⅣ
不動産会社から見る居住支援が必要な人の存在と対応
株式会社上原不動産 居住支援推進課 西口 征吾
▼レポートⅤ
高齢者と学生を「住まい」でつなぐ
NPO法人くらしコープ 京都ソリデール事業担当 桜井 郁子
▼論文
養護老人ホームを巡る状況と居住支援への期待
城西国際大学福祉総合学部 教授 清水 正美
【グラフ21】
地域での暮らしを大切に 一人ひとりに合った支援を
長野県/社会福祉法人富士見町社会福祉協議会 24時間ケアサポートふじみ
【ウオッチング2024】
DIYでつながりをつくり 空き家を防災拠点に
株式会社solar crew COO 河原 勇輝さん
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【注目の連載】
▼FUKUSHIを創る
ニーズや社会・地域課題を前にし、それに対応するため、新たな発想や視点をもとにこれまでにない実践に取り組んだ中心人物に焦点を当てるコーナーです。
▼ありのままの自分を―当事者の思い さまざまな当事者の想いや日々の暮らしの状況について、本人や寄り添う身近な人の視点から語り、当事者への理解を深めます。
▼知っておきたい福祉の基礎知識
福祉の主要な制度や仕組み、支援技術や対象、機関等に関するテーマを、毎号ひとつ取り上げます。新任者にとっては学びの入口となり、経験者にとっては忘れてはいけない基本事項を改めて確認できるコーナーです。
≪このような方におすすめします≫
●今、知っておきたいテーマを第一線の学識者や実践者の解説から学びたい方
●今の福祉を多角的な視点から押さえて経営・運営に活かしたい社会福祉法人・福祉施設の経営管理者の方、この先の組織の中核を担っていく方
●社会福祉を研究する方、社会福祉を学ぶ学生の方、福祉の最前線で活躍する法人・施設職員の方
…毎日を有意義に過ごすためのヒントが『月刊福祉』には詰まっています。
特集一覧
- 2024年12月号 特集 更生保護と地域福祉をつなぐ
- 2024年10月号特集 合理的配慮でまちを豊かに ―ユニバーサルツーリズムが拓く地域の未来
- 2024年9月号特集 災害時支援の今とこれから―能登半島地震での対応から見えたもの
- 2024年8月号特集 施設の整備・再生産を考える
- 2024年7月号特集 認知症とともに
- 2024年6月号特集 身寄りのない人を地域で支える
- 2024年5月号特集 真に子どもの声を聴く、その先にある社会
- 2024年4月号特集 報酬改定から見通すこれからの社会保障
- 2024年3月号特集 「共に生きる力」を育む
- 2024年2月号特集 第三者の視点を入れる、利用者の声を聞く
- 2024年1月号特集 人材確保の未来を考える
- 2023年12月号特集 外国人とともに「福祉」で働く
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