月刊福祉(2024年10月号)
障害者差別解消法改正で2024年度から民間事業者にも合理的配慮の提供が義務づけられた。大阪・関西万博などの開催を控え、「ユニバーサルツーリズム(UT)」を推進する動きが見られており、これを機に交通や観光の分野から合理的配慮が広がることが期待される。こうした状況を受けて、合理的配慮を誰しもに関係のあることとして再認識するとともに、改めてその意義や福祉関係者の役割を考える。
合理的配慮にどう取り組むか
植草学園大学 副学長、一般社団法人スローコミュニケーション 代表 野澤 和弘
▼論文Ⅱ
移動や観光ニーズの広がりと合理的配慮の提供
―誰もが旅行を楽しめるように4本柱の整備を
認定特定非営利活動法人DPI日本会議 事務局長 佐藤 聡
▼論文Ⅲ
私たちにできること
―ユニバーサルツーリズムの動向から
株式会社JTB総合研究所 ユニバーサルツーリズム推進担当 主任研究員 勝野 裕子
▼レポートⅠ
兵庫県におけるユニバーサルツーリズム推進のための取り組み
兵庫県産業労働部観光局観光振興課
▼レポートⅡ
ユニバーサルツーリズムから考える合理的配慮
特定非営利活動法人自立支援センターおおいた 理事長 後藤 秀和
▼レポートⅢ
合理的配慮がもたらすユニバーサルな地域づくり
特定非営利活動法人石川バリアフリーツアーセンター 理事長 坂井 さゆり
▼レポートⅣ
身近な場所への外出もその人にとっての旅、それを支える地域づくり
社会福祉法人名古屋市社会福祉協議会 中区いきいき支援センター
【グラフ21】
東京都/社会福祉法人新樹会 創造農園
地域に溶け込み 精神障害のある人を支える
【ウオッチング2024】
大井川鐵道 代表取締役社長 鳥塚 亮さん
鉄道を地域の広告塔に、地域に輝きを
【グラフ21】
石川県/社会福祉法人清祥会 特別養護老人ホームこすもす
さまざまな人材を受け入れ、被災地で日常に向けてあゆむ
【ウオッチング2024】
一般社団法人ワンウェルフェア 代表理事 渡辺 和弘さん
動物問題の裏には生きづらさを抱えた人がいる
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【注目の連載】
▼FUKUSHIを創る
ニーズや社会・地域課題を前にし、それに対応するため、新たな発想や視点をもとにこれまでにない実践に取り組んだ中心人物に焦点を当てるコーナーです。
▼ありのままの自分を―当事者の思い さまざまな当事者の想いや日々の暮らしの状況について、本人や寄り添う身近な人の視点から語り、当事者への理解を深めます。
▼知っておきたい福祉の基礎知識
福祉の主要な制度や仕組み、支援技術や対象、機関等に関するテーマを、毎号ひとつ取り上げます。新任者にとっては学びの入口となり、経験者にとっては忘れてはいけない基本事項を改めて確認できるコーナーです。
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特集一覧
- 2024年9月号特集 災害時支援の今とこれから―能登半島地震での対応から見えたもの
- 2024年8月号特集 施設の整備・再生産を考える
- 2024年7月号特集 認知症とともに
- 2024年6月号特集 身寄りのない人を地域で支える
- 2024年5月号特集 真に子どもの声を聴く、その先にある社会
- 2024年4月号特集 報酬改定から見通すこれからの社会保障
- 2024年3月号特集 「共に生きる力」を育む
- 2024年2月号特集 第三者の視点を入れる、利用者の声を聞く
- 2024年1月号特集 人材確保の未来を考える
- 2023年12月号特集 外国人とともに「福祉」で働く
- 2023年11月号特集 デジタルでつながる福祉
- 2023年10月号特集 2040年を見据えた高齢者支援のこれから
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