月刊福祉(2024年12月号)
罪を犯した人の立ち直りを助け、安心・安全な地域社会の実現をめざす取り組みが更生保護制度です。保護司や保護観察官が地域においてその活動を展開しています。これまで、更生保護と地域福祉は異なる制度のもと、地域という共通基盤において一部関わりをもちながら支援を行ってきました。地域社会の変化のなかで、「更生保護と地域福祉がどのように関わり活動をしていくのか」「これからの課題は何か」を共有し、今後の連携・協働を考えます。
地域共生社会をめざした更生保護と地域福祉の連携とは
立教大学コミュニティ福祉学部 准教授 掛川 直之
▼論文Ⅱ
更生保護と地域福祉
中央大学法科大学院 客員教授 今福 章二
▼座談会
更生保護と地域福祉をつなぐために
法務省保護局観察課長 勝田 聡
彦根保護区保護司会 会長 平田 敦之
郡山市民生児童委員協議会連合会 会長 山﨑 久夫
社会福祉法人阪南市社会福祉協議会 事務局次長 猪俣 健一
日本福祉大学 学長、本誌編集委員〔進行兼〕 原田 正樹
▼レポートⅠ
山形市社会福祉協議会と山形地方検察庁が連携した
再犯防止(入口支援)の取り組み
社会福祉法人山形市社会福祉協議会
相談支援課福祉まるごと支援係 係長 長岡 めぐみ
▼レポートⅡ
地域で支え合う更生支援をめざして 「福井モデル」の実践
更生保護法人福井県更生保護事業協会 地域支援コーディネーター 加藤 宏亮
▼レポートⅢ
駿府学園と楽寿会による社会貢献活動の実践
社会福祉法人楽寿会 会長兼理事長 有馬 良建
【グラフ21】
若年性認知症の人に働きながら集う居場所を
神奈川県/NPO法人マイWay マイWayサードプレイス
【ウオッチング2024】
全身全霊で生きるエネルギーを届けたい
T字路s 伊東 妙子さん、篠田 智仁さん
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【注目の連載】
▼FUKUSHIを創る
ニーズや社会・地域課題を前にし、それに対応するため、新たな発想や視点をもとにこれまでにない実践に取り組んだ中心人物に焦点を当てるコーナーです。
▼ありのままの自分を―当事者の思い さまざまな当事者の想いや日々の暮らしの状況について、本人や寄り添う身近な人の視点から語り、当事者への理解を深めます。
▼知っておきたい福祉の基礎知識
福祉の主要な制度や仕組み、支援技術や対象、機関等に関するテーマを、毎号ひとつ取り上げます。新任者にとっては学びの入口となり、経験者にとっては忘れてはいけない基本事項を改めて確認できるコーナーです。
≪このような方におすすめします≫
●今、知っておきたいテーマを第一線の学識者や実践者の解説から学びたい方
●今の福祉を多角的な視点から押さえて経営・運営に活かしたい社会福祉法人・福祉施設の経営管理者の方、この先の組織の中核を担っていく方
●社会福祉を研究する方、社会福祉を学ぶ学生の方、福祉の最前線で活躍する法人・施設職員の方
…毎日を有意義に過ごすためのヒントが『月刊福祉』には詰まっています。
特集一覧
- 2024年11月号 特集 居住支援を広げるために
- 2024年10月号特集 合理的配慮でまちを豊かに ―ユニバーサルツーリズムが拓く地域の未来
- 2024年9月号特集 災害時支援の今とこれから―能登半島地震での対応から見えたもの
- 2024年8月号特集 施設の整備・再生産を考える
- 2024年7月号特集 認知症とともに
- 2024年6月号特集 身寄りのない人を地域で支える
- 2024年5月号特集 真に子どもの声を聴く、その先にある社会
- 2024年4月号特集 報酬改定から見通すこれからの社会保障
- 2024年3月号特集 「共に生きる力」を育む
- 2024年2月号特集 第三者の視点を入れる、利用者の声を聞く
- 2024年1月号特集 人材確保の未来を考える
- 2023年12月号特集 外国人とともに「福祉」で働く
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