月刊福祉(2025年1月号)
これまでも地域共生社会の実現に向けて、地域福祉推進の理念の規定や包括的支援体制整備等の法改正が実施されていますが、「地域共生」は社会のありようを考えるうえでの共通認識となりつつあります。厚生労働省は「地域共生社会の在り方検討会議」を設け、地域共生社会の実現に向け、社会福祉法改正も見据えた議論を開始していますが、改めて地域共生社会とはどのような社会なのか、その実現のために社会福祉に求められることを考えます。
「地域共生社会」のビジョンからこれからの社会福祉を展望する
早稲田大学 理事・法学学術院 教授 菊池 馨実
全国社会福祉協議会 会長 村木 厚子
▼論点Ⅰ
地域共生社会の全体像をどうとらえるか
同志社大学社会学部 教授 永田 祐
▼論点Ⅱ
地域共生社会における権利の位置づけ
明治大学法務研究科 教授、弁護士 平田 厚
▼論点Ⅲ
地域共生社会がめざされるなかでの自治体の果たす役割
元 立教大学教授 平野 方紹
▼論点Ⅳ
包括的支援体制のなかでの住民の力
特定非営利法人久留米10万人女子会 代表理事 國武 ゆかり
▼論点Ⅴ
地域共生社会に向けた社会福祉法人の役割
社会福祉法人堺暁福祉会 理事長 宮田 裕司
【グラフ21】
高齢者等のeスポーツへの参加を支え、地域での活動へつなぐ
茨城県/社会福祉法人小美玉市社会福祉協議会
【ウオッチング2025】
一人ひとりの選択が食の安全を守り農業を守り、暮らしと命を守る
東京大学大学院 特任教授・名誉教授 鈴木 宣弘さん
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【注目の連載】
▼FUKUSHIを創る
ニーズや社会・地域課題を前にし、それに対応するため、新たな発想や視点をもとにこれまでにない実践に取り組んだ中心人物に焦点を当てるコーナーです。
▼ありのままの自分を―当事者の思い さまざまな当事者の想いや日々の暮らしの状況について、本人や寄り添う身近な人の視点から語り、当事者への理解を深めます。
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福祉の主要な制度や仕組み、支援技術や対象、機関等に関するテーマを、毎号ひとつ取り上げます。新任者にとっては学びの入口となり、経験者にとっては忘れてはいけない基本事項を改めて確認できるコーナーです。
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特集一覧
- 2024年12月号 特集 更生保護と地域福祉をつなぐ
- 2024年11月号 特集 居住支援を広げるために
- 2024年10月号特集 合理的配慮でまちを豊かに ―ユニバーサルツーリズムが拓く地域の未来
- 2024年9月号特集 災害時支援の今とこれから―能登半島地震での対応から見えたもの
- 2024年8月号特集 施設の整備・再生産を考える
- 2024年7月号特集 認知症とともに
- 2024年6月号特集 身寄りのない人を地域で支える
- 2024年5月号特集 真に子どもの声を聴く、その先にある社会
- 2024年4月号特集 報酬改定から見通すこれからの社会保障
- 2024年3月号特集 「共に生きる力」を育む
- 2024年2月号特集 第三者の視点を入れる、利用者の声を聞く
- 2024年1月号特集 人材確保の未来を考える
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