月刊福祉(2023年8月号)
2023(令和5)年は、市町村社会福祉協議会の法制化から40年の節目の年にあたる。これまで地域福祉の推進を一貫してめざしてきた社協であるが、この間の社会経済状況の複雑化を受けて、取り組むべき課題はますます広がっている。そこで、市町村社協の“今”を知り、地域共生社会がめざされるなかで地域の福祉関係者の連携・協働の中核を担うことが期待される社協のこれからについて考える。
市町村社協を知る―その歩みと核となるもの
ルーテル学院大学 名誉教授 和田 敏明
日本福祉大学 学長、本誌編集委員〔聞き手〕 原田 正樹
▼座談会
市町村社協を知る―ともに地域を支えるために
社会福祉法人みかり会 理事長、本誌編集委員 谷村 誠
社会福祉法人大阪ボランティア協会 理事長 早瀬 昇
社会福祉法人琴平町社会福祉協議会 会長 越智 和子
日本福祉大学 学長、本誌編集委員〔進行兼〕 原田 正樹
▼レポートⅠ
「福祉でとおのづくり」をめざして
社会福祉法人遠野市社会福祉協議会 常務理事兼事務局長 菊池 文正
▼レポートⅡ
共に生きるチカラを育む地域福祉活動実践
―宮崎県日向市における地域を基盤とした福祉教育プログラム
社会福祉法人日向市社会福祉協議会 地域福祉課地域支援係 加藤 正憲
▼レポートⅢ
福祉施設と連携・協働した一人ひとりの暮らしを守る取り組み
社会福祉法人秦野市社会福祉協議会 事務局次長 佐藤 美知子
▼報告
数値から知る市町村社協の現状
全国社会福祉協議会 地域福祉部
【グラフ21】
岐阜県/社会福祉法人堂角舎 幼保連携型認定こども園かみいしづこどもの森
遊びの中から育つ、自主性や好奇心
【ウオッチング2023】
全国食支援活動協力会 専務理事 平野 覚治さん
善意の活動が絶たれないように「仕組み」をつくる
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【注目の連載】
▼FUKUSHIを創る
ニーズや社会・地域課題を前にし、それに対応するため、新たな発想や視点をもとにこれまでにない実践に取り組んだ中心人物に焦点を当てるコーナーです。
▼ありのままの自分を―当事者の思い さまざまな当事者の想いや日々の暮らしの状況について、本人や寄り添う身近な人の視点から語り、当事者への理解を深めます。
▼知っておきたい福祉の基礎知識
福祉の主要な制度や仕組み、支援技術や対象、機関等に関するテーマを、毎号ひとつ取り上げます。新任者にとっては学びの入口となり、経験者にとっては忘れてはいけない基本事項を改めて確認できるコーナーです。
≪このような方におすすめします≫
●今、知っておきたいテーマを第一線の学識者や実践者の解説から学びたい方
●今の福祉を多角的な視点から押さえて経営・運営に活かしたい社会福祉法人・福祉施設の経営管理者の方、この先の組織の中核を担っていく方
●社会福祉を研究する方、社会福祉を学ぶ学生の方、福祉の最前線で活躍する法人・施設職員の方
…毎日を有意義に過ごすためのヒントが『月刊福祉』には詰まっています。
関連書籍
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定価 2,530円(税込)
特集一覧
- 2024年12月号 特集 更生保護と地域福祉をつなぐ
- 2024年11月号 特集 居住支援を広げるために
- 2024年10月号特集 合理的配慮でまちを豊かに ―ユニバーサルツーリズムが拓く地域の未来
- 2024年9月号特集 災害時支援の今とこれから―能登半島地震での対応から見えたもの
- 2024年8月号特集 施設の整備・再生産を考える
- 2024年7月号特集 認知症とともに
- 2024年6月号特集 身寄りのない人を地域で支える
- 2024年5月号特集 真に子どもの声を聴く、その先にある社会
- 2024年4月号特集 報酬改定から見通すこれからの社会保障
- 2024年3月号特集 「共に生きる力」を育む
- 2024年2月号特集 第三者の視点を入れる、利用者の声を聞く
- 2024年1月号特集 人材確保の未来を考える
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