月刊福祉(2022年10月号) ※ご注文は☎049-257-1080にお問い合わせください。
近年、農福連携の取り組みが広がりを見せ、障害者のみならず多様な人々の就労の場や生きがいづくり、社会参加の機会として大きな役割を果たしている。また、人口減少がすすむなかで地域社会の基盤維持に資する取り組みとしても注目されている。農業の担い手対策と障害者の就労という枠を超えた取り組みの多様性を紹介し、福祉分野が他分野と連携することで地域課題にアプローチする意義や今後の可能性について考える。
―農福連携のこれまでの経緯、これからの可能性
千葉大学園芸学部 教授 吉田 行郷
レポートⅠ 「農」という一石により進化する「福祉」
―高齢者が主役の農福連携からまちづくりへ
社会福祉法人陶都会 事務局長 田中 良和
レポートⅡ 愛媛県愛南町で生きていく
―精神保健医療福祉の推進と過疎地域の持続可能性を高める
特定非営利活動法人ハートinハートなんぐん市場 理事
公益財団法人正光会 御荘診療所 所長 長野 敏宏
レポートⅢ 「林福連携」で被災地の住民に働きがいを
一般社団法人ゴジョる 理事兼事務局長 内海 裕介
レポートⅣ 農福連携による「地域福祉」「地域農業」「地域社会」づくり
―関係機関・団体が一体となった取り組みの推進
特定非営利活動法人島根県障がい者就労事業振興センター 事務局長 安部 善明
レポートⅤ 公的補助金に依存しないサステナブルな農福連携事業
―「農福マーケティング」による訓練事業の持続化
社会福祉法人宗越福祉会 理事 伊藤 大悟
論文Ⅱ 福祉が農業に取り組む意味と意義
関西学院大学 名誉教授 牧里 毎治
【グラフ21】山梨県/社会福祉法人和告福祉会 和告学園
キッチンカーでつなぐ障害のある人と地域
【ウオッチング2022】一般社団法人ともしび at だんだん 代表理事 近藤 博子
ささやかな人との関わりが心を満たす
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【注目の連載】
▼FUKUSHIを創る
ニーズや社会・地域課題を前にし、それに対応するため、新たな発想や視点をもとにこれまでにない実践に取り組んだ中心人物に焦点を当てるコーナーです。
▼ありのままの自分を―当事者の思い さまざまな当事者の想いや日々の暮らしの状況について、本人や寄り添う身近な人の視点から語り、当事者への理解を深めます。
▼知っておきたい福祉の基礎知識
福祉の主要な制度や仕組み、支援技術や対象、機関等に関するテーマを、毎号ひとつ取り上げます。新任者にとっては学びの入口となり、経験者にとっては忘れてはいけない基本事項を改めて確認できるコーナーです。
≪このような方におすすめします≫
●今、知っておきたいテーマを第一線の学識者や実践者の解説から学びたい方
●今の福祉を多角的な視点から押さえて経営・運営に活かしたい社会福祉法人・福祉施設の経営管理者の方、この先の組織の中核を担っていく方
●社会福祉を研究する方、社会福祉を学ぶ学生の方、福祉の最前線で活躍する法人・施設職員の方
…毎日を有意義に過ごすためのヒントが『月刊福祉』には詰まっています。
特集一覧
- 2024年12月号 特集 更生保護と地域福祉をつなぐ
- 2024年11月号 特集 居住支援を広げるために
- 2024年10月号特集 合理的配慮でまちを豊かに ―ユニバーサルツーリズムが拓く地域の未来
- 2024年9月号特集 災害時支援の今とこれから―能登半島地震での対応から見えたもの
- 2024年8月号特集 施設の整備・再生産を考える
- 2024年7月号特集 認知症とともに
- 2024年6月号特集 身寄りのない人を地域で支える
- 2024年5月号特集 真に子どもの声を聴く、その先にある社会
- 2024年4月号特集 報酬改定から見通すこれからの社会保障
- 2024年3月号特集 「共に生きる力」を育む
- 2024年2月号特集 第三者の視点を入れる、利用者の声を聞く
- 2024年1月号特集 人材確保の未来を考える
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