生活と福祉(2024年6月号)
今般、第213回通常国会において、「生活困窮者自立支援法等の一部を改正する法律」が成立し順次施行されます。
本改正にあたっては、社会福祉の共通理念である「地域共生社会」の理念を踏まえつつ、「平成30年改正等による両制度の発展と課題への対応」、「全世代型社会保障構築会議」や「住宅確保要配慮者に対する居住支援機能等のあり方に関する検討会」、「社会保障審議会生活困窮者自立支援及び生活保護部会」等において複数の議論が重ねられてきました。
本特集では、改正法の趣旨と内容を紹介し、住宅確保要配慮者への支援について理解を深めます。
愛知県福祉局長 加藤 明
▼特集 生活保護法、生活困窮者自立支援法等の改正と住宅確保要配慮者への支援
・生活保護制度等における改正
厚生労働省社会・援護局保護課
・生活困窮者自立支援制度における改正
厚生労働省社会・援護局地域福祉課生活困窮者自立支援室
・生活困窮者自立支援法等の改正と住宅確保要配慮者への支援
大阪人間科学大学准教授 石川 久仁子
・岡崎版「住まい支援システム」による居住支援の実践例
愛知県・岡崎市福祉部ふくし相談課長 齊藤 哲也
・居住支援法人としての取り組み
社会福祉法人桃林会とりかい白鷺園総合施設長 百武 昭彦
▼福祉事務所だより (第190回)
神奈川県座間市福祉事務所における生活保護の現状と取り組み
神奈川県・座間市福祉部生活支援課長 藤井 宏昌
▼生活保護実践講座2024 第2回
大切にしたい制度説明 明治学院大学教授 新保 美香
【新連載】
▼生活保護ケースワーカーの支援 ~ケースワーカーの業務から~ 第1回
生活保護の目的と自立支援 立正大学教授 池谷 秀登
▼実践に役立つワンポイント (第156回)
実践で大切にしていること
札幌市白石区保健福祉部保護三課保護二係 原田 裕也
CWが困難に直面した時
京都府・山城南保健所福祉課課長補佐兼係長 山﨑 徳子
▼水脈/ケースワーカー登場/ブックレビュー
『生活と福祉』は、生活保護行政ケースワーカー(以下、「CW」)を主な対象とした生活保護制度の専門誌です。-生活保護・生活困窮者自立支援など、最新の国の施策動向の解説や活動事例等を紹介し、生活保護行政業務に携わる関係者必読の月刊誌です。
【好評連載中】
▼生活保護実践講座2024
CW業務内容や生活保護制度について根拠(法令、通知、
▼生活保護ケースワーカーの判断
CWが支援において迷いやすいポイントや対応に苦慮するような事例等を、保護手帳、裁判例、『解釈と運用』等を基に、エピソードや著者の経験(実践)等を織り交ぜながら解説。
▼実践に役立つワンポイント
新任CW・査察指導員を対象に、生活保護の現場で役立つ支援のコツ・考え方などを、現任の著者がそれぞれの経験に基づいて紹介。
≪このような方におすすめします≫
●生活保護行政CWやその関係者など、生活保護の最新情報や制度・施策の動き、基本的な考え方を押さえておきたい方
●生活困窮者自立支援に携わる方、貧困に対する支援について学んでいる方などで、制度・施策の動きを押さえておきたい方
特集一覧
- 2025年1月号 令和6年度生活困窮者自立支援制度人材養成研修 就労支援員・就労準備支援事業従事者初任者研修(生活保護担当)
- 2024年12月号 令和6年度「生活保護担当ケースワーカー全国研修会」から
- 2024年11月号 「令和6年度 全国生活保護査察指導に関する研究協議会」から
- 2024年10月号 「令和7年度社会福祉関係予算概算要求」の概要
- 2024年9月号 ヤングケアラーの理解と支援
- 2024年8月号 令和6年度「新任査察指導員研修会」から
- 2024年7月号 救護施設等の個別支援計画
- 2024年5月号 特集Ⅰ令和6年度の生活保護 特集Ⅱ令和6年度における生活保護指導監査方針
- 2024年4月号 特集 令和5年度「厚生労働省社会・援護局関係主管課長会議」から
- 2024年3月号 特集 令和5年度「全国厚生労働関係部局長会議」および「全国こども政策関係部局長会議」から
- 2024年2月号 特集 令和6年度社会福祉関係予算案の概要
- 2024年1月号 特集 令和5年度「生活保護就労支援員全国研修会」から
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