生活と福祉(2023年8月号)
社会全体のつながりが希薄化するなか、新型コロナウィルス感染症の影響により、孤独・孤立の問題が一層深刻化しています。国は、これを現代の社会問題として真正面から向き合うことが必要であるという考えのもと、令和3年2月に孤独・孤立対策担当大臣を指名し、対策を推進しています。令和4年内閣府調査では、15歳から64歳において推計146万人がひきこもり状態にあることがわかりました。
本特集では、「孤独・孤立」「ひきこもり」の基礎理解を深めるとともに、わが国における施策動向、福祉事務所と関係機関との連携、今後の課題等について考えます。
浜松市健康福祉部長 鈴木秀司
▼特集 孤独・孤立対策、ひきこもり支援の取り組み
・わが国における孤独・孤立対策の概況
内閣官房 孤独・孤立対策担当室
・孤独・孤立、ひきこもり状態にある者の基礎理解と支援の過程
ノートルダム清心女子大学 准教授 中井 俊雄
・いの町市町村プラットホームを活用したひきこもり支援の実際
高知県・いの町ほけん福祉課 技幹(保健師) 山本 景子
・赤穂市におけるひきこもり相談窓口の支援と福祉事務所との関わり
兵庫県・赤穂市社会福祉課保護支援係 児島 佳織
▼厚生労働省人事往来
▼生活保護実践講座2023 /第3回
・生活保護実践の特性
明治学院大学教授 新保 美香
▼生活保護ケースワーカーの判断/第3回
・世帯分離
立正大学教授 池谷 秀登
▼福祉事務所だより/第186回
福井県坂井市福祉事務所における生活保護の現状と取り組み
福井県・坂井市福祉事務所 総合福祉相談課 課長 半田 信哉
▼実践に役立つワンポイント(第147回)
・京都府・京丹後市健康長寿福祉部生活福祉課生活支援係主任 高階 達也
・京都府・山城南保健所福祉課課長補佐兼係長 山﨑 徳子
▼水脈 / ケースワーカー登場/ ブックレビュー
『生活と福祉』は、生活保護行政ケースワーカー(以下、「CW」)を主な対象とした生活保護制度の専門誌です。-生活保護・生活困窮者自立支援など、最新の国の施策動向の解説や活動事例等を紹介し、生活保護行政業務に携わる関係者必読の月刊誌です。
【好評連載中】
▼生活保護実践講座2024
CW業務内容や生活保護制度について根拠(法令、通知、
▼生活保護ケースワーカーの判断
CWが支援において迷いやすいポイントや対応に苦慮するような事例等を、保護手帳、裁判例、『解釈と運用』等を基に、エピソードや著者の経験(実践)等を織り交ぜながら解説。
▼実践に役立つワンポイント
新任CW・査察指導員を対象に、生活保護の現場で役立つ支援のコツ・考え方などを、現任の著者がそれぞれの経験に基づいて紹介。
≪このような方におすすめします≫
●生活保護行政CWやその関係者など、生活保護の最新情報や制度・施策の動き、基本的な考え方を押さえておきたい方
●生活困窮者自立支援に携わる方、貧困に対する支援について学んでいる方などで、制度・施策の動きを押さえておきたい方
特集一覧
- 2024年11月号 「令和6年度 全国生活保護査察指導に関する研究協議会」から
- 2024年10月号 「令和7年度社会福祉関係予算概算要求」の概要
- 2024年9月号 ヤングケアラーの理解と支援
- 2024年8月号 令和6年度「新任査察指導員研修会」から
- 2024年7月号 救護施設等の個別支援計画
- 2024年6月号 生活保護法、生活困窮者自立支援法等の改正と住宅確保要配慮者への支援
- 2024年5月号 特集Ⅰ令和6年度の生活保護 特集Ⅱ令和6年度における生活保護指導監査方針
- 2024年4月号 特集 令和5年度「厚生労働省社会・援護局関係主管課長会議」から
- 2024年3月号 特集 令和5年度「全国厚生労働関係部局長会議」および「全国こども政策関係部局長会議」から
- 2024年2月号 特集 令和6年度社会福祉関係予算案の概要
- 2024年1月号 特集 令和5年度「生活保護就労支援員全国研修会」から
- 2023年12月号特集Ⅰ困難な問題を抱える女性への支援 特集Ⅱ令和5年度「生活保護担当ケースワーカー全国研修会」から(後編)
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