第１巻　保育原理―保育原理／乳児保育

保育において、育ちのプロセスが積み上げられていくことの大切さ、誕生から小学校入学までの子どもの育ちの姿の連続性を重視し、養成課程の「保育原理」と「乳児保育Ⅰ、Ⅱ」を1冊に。保育の重要性や役割等を学び、子どもの基本的な人権意識や発達理解を深める。

≪執筆者≫（◆執筆代表者）

◆阿部 和子（大妻女子大学名誉教授、大阪総合保育大学大学院特任教授）
◆北野 幸子（神戸大学大学院准教授）
　前原 寛（社会福祉法人至宝福祉会理事長）
　天野 珠路（鶴見大学短期大学部教授）
　那須 信樹（中村学園大学教授）
　大方 美香（大阪総合保育大学大学院教授）
　椨 瑞希子（聖徳大学大学院教授）


(目次)

序章　これからの時代の保育（北野 幸子）

　第１節　保育士養成のこれから
　第２節　第１巻「保育原理―保育原理／乳児保育」の位置づけ

第１章　子どもの心の理解と育ちを育む乳幼児期の保育の基本（阿部 和子）

　第１節　「発達可能態」としての乳幼児と保育理念
　第２節　発達の視点に基づく子ども理解―発達の背景も含めて
　第３節　乳幼児期の保育の基本
　第４節　乳幼児保育の構造と内容の基本構造

第２章　保育の重要性と独自性（北野 幸子）

　第１節　権利主体としての乳幼児
　第２節　子ども家庭福祉と乳幼児保育
　第３節　乳幼児保育の独自性と保育者の専門性

第３章　保育の意義と目的

　第１節　乳幼児保育の役割と機能（前原 寛）
　第２節　乳幼児保育の現状と課題（天野 珠路）

第４章　保育の内容と方法

　第１節　保育所保育指針に基づく保育（天野 珠路）　　
　第２節　乳幼児の発育・発達をふまえた保育（阿部 和子、前原 寛）
　第３節　保育の展開（那須 信樹）　　
　第４節　個と集団の育ちと保育士の関わり（大方 美香）

第５章　保育の法制度（天野 珠路）

　第１節　子ども家庭福祉の法体系と保育の位置づけ
　第２節　子ども・子育て支援制度
　第３節　保育の実施体系

第６章　保育の歴史（椨 瑞希子）

　第１節　諸外国の保育の思想と歴史
　第２節　日本における保育の歴史

第７章　保育の現状と課題（北野 幸子）

　第１節　諸外国の保育の現状と課題
　第２節　日本の保育の現状と課題