月刊福祉(2024年2月号)
社会福祉法では、提供する福祉サービスの質の向上と事業運営の透明性を図ることを事業者に求めている。その評価や苦情解決の仕組みが導入されて20年以上が経過し、改めてサービスの質の向上や第三者の視点を入れることの意義について考えなければならない時が来ている。本特集では、サービスの質の向上を図ること、第三者の視点を入れることの重要性を確認し、事業者がそれを継続的に取り組むためのヒントを提供する。
第三者の視点を入れる評価の仕組みと苦情解決の現状とこれから
一般社団法人全国福祉サービス第三者評価調査者連絡会 会長 新津 ふみ子
社会福祉法人松美会 事務局長 辻中 浩司
大阪公立大学 名誉教授〔進行兼〕 関川 芳孝
▼レポートⅠ
高齢者福祉施設におけるサービスの改善を図る体制づくり
社会福祉法人プレマ会 理事長・統括施設長 古谷田 紀夫
▼レポートⅡ
地域で必要とされる園になっていくために
―外部評価を取り入れて保育実践の向上を図る
社会福祉法人光輪会 理事長 喜多濃 定人
▼レポートⅢ
日々の利用者支援のなかでの虐待の芽への気づき
社会福祉法人豊悠福祉会 障がい事業部長 油谷 佳典
▼レポートⅣ
社会的養護関係施設における質の向上
淑徳大学総合福祉学部 特任教授 柏女 霊峰
▼レポートⅤ
利用者の権利擁護と福祉サービスの質の向上をめざして
―東京都の運営適正化委員会の苦情解決の取り組みから
社会福祉法人東京都社会福祉協議会 福祉サービス運営適正化委員会事務局 尾﨑 百合香
【グラフ21】
埼玉県/社会福祉法人幸仁会 川本園、ウッドワーク川本
県産材加工で地域に循環する就労支援
【ウオッチング2024】
舞踏家 振付家 演出家、AGAXART 代表 我妻 恵美子さん
舞踏が教えてくれる、「空っぽ」になった先に広がる豊かな世界
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【注目の連載】
▼FUKUSHIを創る
ニーズや社会・地域課題を前にし、それに対応するため、新たな発想や視点をもとにこれまでにない実践に取り組んだ中心人物に焦点を当てるコーナーです。
▼ありのままの自分を―当事者の思い さまざまな当事者の想いや日々の暮らしの状況について、本人や寄り添う身近な人の視点から語り、当事者への理解を深めます。
▼知っておきたい福祉の基礎知識
福祉の主要な制度や仕組み、支援技術や対象、機関等に関するテーマを、毎号ひとつ取り上げます。新任者にとっては学びの入口となり、経験者にとっては忘れてはいけない基本事項を改めて確認できるコーナーです。
≪このような方におすすめします≫
●今、知っておきたいテーマを第一線の学識者や実践者の解説から学びたい方
●今の福祉を多角的な視点から押さえて経営・運営に活かしたい社会福祉法人・福祉施設の経営管理者の方、この先の組織の中核を担っていく方
●社会福祉を研究する方、社会福祉を学ぶ学生の方、福祉の最前線で活躍する法人・施設職員の方
…毎日を有意義に過ごすためのヒントが『月刊福祉』には詰まっています。
特集一覧
- 2024年6月号特集 身寄りのない人を地域で支える
- 2024年5月号特集 真に子どもの声を聴く、その先にある社会
- 2024年4月号特集 報酬改定から見通すこれからの社会保障
- 2024年3月号特集 「共に生きる力」を育む
- 2024年1月号特集 人材確保の未来を考える
- 2023年12月号特集 外国人とともに「福祉」で働く
- 2023年11月号特集 デジタルでつながる福祉
- 2023年10月号特集 2040年を見据えた高齢者支援のこれから
- 2023年9月号特集 福祉と人権 ―利用者と職員の人権を守るために
- 2023年8月号特集 市町村社協を知る - これからも地域福祉の中核であり続けるために
- 2023年7月号特集 生活保護と生活困窮者自立支援の方向性
- 2023年6月号特集 誰もが当たり前に一緒にいる地域の場
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